キッチンの計画で、意外と後から「ここにも欲しかった」となりやすいのがコンセントです。
電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトル、コーヒーメーカーなど、キッチンで使う家電は意外と多く、さらにミキサーやハンドブレンダーなどを一時的に使うこともあります。
さらに、携帯を充電したり、タブレットでレシピを見ながら。なんて使い方をする場合も、コンセントがあると便利です。
では、キッチンにはコンセントを何個くらい用意すればよいのでしょうか?
実は、単純に「○個あればOK」と決めるよりも、使う家電と場所から考えることが重要です。
この記事では、キッチンのコンセントを計画するときに考えておきたい「数・位置・高さ・使い方」について解説します。
目次
- キッチンのコンセントは何個必要?
- まずは使う家電を書き出してみる
- キッチン家電用のコンセント
- 作業スペースにもコンセントを
- 冷蔵庫のコンセントは別に考える
- 電子レンジ・炊飯器・トースターは要注意
- アイランド・ペニンシュラキッチンの場合
- コンセントの位置と高さも重要
- コンセントは「多ければいい」わけではない
- オーダーキッチンならではの考え方
- ラボ長Tのおすすめ
1.キッチンのコンセントは何個必要?
結論から言えば、キッチン全体で何個というより、使う場所ごとに考えるのがおすすめです。
例えば、一般的なキッチンであれば、
- 電子レンジ
- 炊飯器
- トースター
- 電気ケトル
- 冷蔵庫
- コーヒーメーカー
- ミキサー
などがあります。
さらに、ホットプレートやたこ焼き器などをダイニング側で使うこともあります。
そのため、
「今使っている家電」+「これから使いそうな家電」
を一度書き出してみることが大切です。
パナソニックも、コンセント計画では「数・位置・種類・高さ」を考えることをポイントとして挙げています。
2.まずは使う家電を書き出してみる
コンセントを考えるとき、最初にやっておきたいのが家電リストの作成です。
例えば、
| 家電 | 使用場所 | コンセント |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 冷蔵庫上部など | 1 |
| 電子レンジ | 家電収納 | 1 |
| 炊飯器 | 家電収納 | 1 |
| トースター | 家電収納 | 1 |
| 電気ケトル | 家電収納 | 1 |
| コーヒーメーカー | カウンター | 1 |
| ミキサー | キッチン作業台 | 1 |
| ハンドブレンダー | キッチン作業台 | 1 |
というように、一度整理してみます。
ポイントは、同時に使う可能性がある家電を分けて考えることです。
3.キッチン家電用のコンセント
特にコンセントが不足しやすいのが、背面収納や家電収納です。
例えば、
電子レンジ
↓
トースター
↓
炊飯器
↓
電気ケトル
と家電が並ぶ場合、それぞれの電源が必要になります。
ここで注意したいのが、
「4台あるから、2口コンセントを2カ所付ければいい」
とは限らないこと。
家電の消費電力や回路、使用方法については、実際の機器の仕様と電気設備計画を確認する必要があります。
特に電子レンジやオーブントースターなど、消費電力の大きい家電を複数使用する場合は、電気工事店や住宅会社に確認しておくことが重要です。
特に指示が無いと、回路が一緒になり、同時に使用した場合、ブレーカーが上がる可能性が出てきます。
4.作業スペースにもコンセントを
もう一つ忘れやすいのが、キッチンの作業スペース用コンセントです。
例えば、
- ミキサー
- フードプロセッサー
- ハンドブレンダー
- コーヒーミル
- 卓上調理器
などは、必要なときだけカウンター上で使います。
このような家電のために、作業スペースの近くにコンセントがあると便利です。
パナソニックでも、ハンドブレンダーやフードプロセッサーなどをすぐ使える「クッキングコンセント」を提案しています。
つまり、
「家電を置いておく場所」
と
「一時的に家電を使う場所」
の両方にコンセントを考えることがポイントです。
5.冷蔵庫のコンセントは別に考える
冷蔵庫も忘れてはいけません。
冷蔵庫は基本的に常時電源を使用するため、家電収納のコンセントとは分けて考えます。
また、冷蔵庫を設置した後にコンセントへアクセスしにくくなるケースもあるため、
- 冷蔵庫のサイズ
- 設置位置
- 扉の開き方
- コンセントの位置
- 将来的な買い替え
まで考えておくと安心です。
キッチンの計画では、冷蔵庫だけでなく電子レンジ、炊飯器、食洗機などの配置も含めて検討することが重要とされています。
6.電子レンジ・炊飯器・トースターは要注意
キッチンの家電収納では、電子レンジ・炊飯器・トースターが特に重要です。
例えば、
電子レンジ
基本的には設置場所を固定して、専用のコンセントを考えます。
炊飯器
蒸気が出るため、スライドカウンターなどとの組み合わせを検討する場合があります。
トースター
使用時に熱が出るため、周囲の収納や壁との距離にも注意が必要です。
つまり、
「コンセントがあるか」
だけではなく、
「その家電を安全に、使いやすく使える場所か」
まで考えることが大切です。
7.アイランド・ペニンシュラキッチンの場合
アイランドやペニンシュラキッチンでは、さらにコンセントの位置が重要になります。
例えば、キッチン本体でミキサーやハンドブレンダーを使う場合、
壁までコードを伸ばす
という方法では、見た目も使い勝手もあまりよくありません。
そこで、
- キッチン本体にコンセントを設ける
- 対面側にコンセントを設ける
- キッチン横の壁に設ける
など、実際の使い方に合わせて考えます。
対面キッチンでは、ダイニング側で使う家電のためのコンセントを設ける方法もあります。
メーカー毎で対応出来る位置や内容が異なるので、確認は必須です。
8.コンセントの位置と高さも重要
コンセントは「数」だけではなく、どこに付けるかが重要です。
例えば、
家電収納
電子レンジや炊飯器など、置く家電に合わせる。
キッチンカウンター
ミキサーやハンドブレンダーなど、作業中に使う家電を想定する。
対面側
ホットプレートやスマートフォン、タブレットなどを想定する。
冷蔵庫周辺
冷蔵庫本体の電源を確保する。
このように、「コンセントの数」ではなく「コンセントの役割」から考えると失敗しにくくなります。
高さに関しては、コードの長さや、家電で隠れるかどうか、抜き差しを頻繁にするかどうかでも変わってきます。
9.コンセントは「多ければいい」わけではない
では、
「とりあえずコンセントをたくさん付けておけばいい」
のでしょうか?
これも少し違います。
コンセントが多すぎると、
- 壁面がコンセントだらけになる
- 家具や収納と干渉する
- 使わないコンセントが増える
- 見た目がすっきりしない
といったこともあります。
色々なキッチンメーカーが、コンセントは家電の配置などを考慮して計画し、後から増設するより事前に多めに計画することを勧めています。
つまり、
必要な場所にはしっかり設置し、不要な場所には付けすぎない。
これが理想です。
コンセントは形状やカラーも様々ありますが、多すぎるとやはり目立ってしまうので、デザインがよいコンセントでも、多用するのは注意が必要です。
10.オーダーキッチンならではの考え方
オーダーキッチンの場合は、コンセントまで含めてキッチンを考えられることが大きなメリットです。
例えば、
「ここでハンドブレンダーを使いたい」
「ここにコーヒーメーカーを置きたい」
「ホットプレートはダイニング側で使いたい」
「ゲーム機や携帯をダイニング側の収納内部で充電したい」
など、実際の生活から逆算して位置を決めることができます。「ホットプレートはダイニング側で使いたい」
特に重要なのが、
「家電をどこに置くか」
を先に決めること。
家電収納を決めてからコンセントを考えるのではなく、
家電 → 置き場所 → 使用場所 → コンセント
という順番で考えると、より使いやすいキッチンになります。
まとめ
キッチンのコンセントは、単純に「○個あれば十分」と決めるのは難しいものです。
大切なのは、
- 使う家電を先に書き出す
- 家電を置く場所を決める
- 一時的に使う家電も考える
- 冷蔵庫など常時使用する家電を分けて考える
- コンセントの位置・高さまで検討する
- 将来増える家電も少し想定する
ということ。
そして、キッチンのコンセント計画は、キッチンのレイアウトや収納計画と一緒に考えることが重要です。
11.ラボ長Tのおすすめ|
「何個」より「何をどこ使うか」
キッチンのコンセントについて、私がおすすめしたいのは、
最初から「コンセントは○個」と決めないこと。
まず、キッチンで使う家電を全部書き出します。
その上で、
① 常に置いておく家電
② 必要なときだけ使う家電
③ ダイニング側で使う家電
に分けてみる。
そして、それぞれの場所に必要なコンセントを配置します。
特にオーダーキッチンでは、コンセントは「電気設備」だけではなく、キッチンの使い方を決める一部だと考えています。
コンセントの数だけをむやみに増やすのではなく、
「ここで何をするのか?」
から考えてみてください。
あと、コンセント形状もオーダーキッチンなら、USB仕様やタイプCなど、差し込む形状も選べる場合もあるので、使いたい家電や充電の種類に応じて、検討してみてください。

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